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チェルノブイリより遥かに人口密度の高い地域で起こった放射能放出事故であり、多くの人たちに放射線という毒矢を浴びせ続けている事故である。無色無味無臭の毒矢はまぎれもなく体細胞をひとつづつつぶしていく。再生の困難な脳細胞、心筋細胞、神経細胞が攻撃されれば、水俣病の有機水銀で脳が脱落したように組織が崩壊して行く。化学物質のように標的細胞や組織があるのでなく無差別に余す所なく攻撃する。農薬やダイオキシンとは次元の違う毒であり、前ページに載せたように、放射線のエネルギーはとてつもなく大きい。水の分子を熱によって分解しようとすると、約2000℃という高温にする必要があるが、放射線はやすやすと水を分解する。義理や人情など通用しない世界なのである。心構えで放射線のエネルギーが消えるかのような山下の発言こそはオカルトの世界である。

このホームページは、インターネット上で教えてもらった多くの知見を整理して提供し、一刻も早く、福島から子どもたちを救い出すのに寄与させたいという思いで立ち上げた。初めての経験なので、徐々に充実させていく予定である。                      平成24年 3月     碧い蜻蛉

著書紹介:農薬毒性の事典、残留農薬データブック、解題環境パートナーシップ

  フクシマ・ジェノサイドと呼ばれる全訳)
後世に
公害とは、公の共有物たる天地・海川に毒をまき散らし、万物の命を奪う天下の大罪

碧い蜻蛉

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