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碧い蜻蛉

  フクシマ・ジェノサイドと呼ばれる全訳)
公害とは、公の共有物たる天地・海川に毒をまき散らし、万物の命を奪う天下の大罪
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大阪での放射能がれき試験焼却前の現況

1mHでの計測結果のみを表示

電離放射線障害防止規則

(放射線障害防止の基本原則)

第一条  事業者は、労働者が電離放射線を受けることをできるだけ少なくするように努めなければならない。

(放射性物質取扱作業室)

第二十二条  事業者は、密封されていない放射性物質を取り扱う作業を行なうときは、専用の作業室を設け、その室内で行なわなければならない。

(焼却炉)

第三十五条  事業者は、放射性物質又は汚染物を焼却するときは、気体がもれるおそれがなく、かつ、灰が飛散するおそれのない構造の焼却炉において行なわなければならない。

(保管廃棄施設)

第三十六条  事業者は、放射性物質又は汚染物を保管廃棄するときは、外部と区画された構造であり、かつ、とびら、ふた等外部に通ずる部分に、かぎその他の閉鎖のための設備又は器具を設けた保管廃棄施設において行なわなければならない。

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大阪市の橋下市長が、「悪いけれどもがれき焼却をやらせてもらう」と発した。この発言は、がれき焼却で放射能が少々漏れようとも、周辺の人たちに健康障害が出ようとも、放射能がれきは断固として燃やすという声明に等しい。

1.まず、多くの人たちが指摘しているように岩手県は大阪よりはるかに高濃度の放射能が降った地域だ。

〔放射能〕岩手県宮古市の「震災ガレキ」の汚染度は深刻な状態

吾妻東部衛生組合 試験焼却データ

(東京新聞)

中之条町の吾妻東部衛生センターで岩手県宮古市のがれきを含んだ試験焼却の3日間の測定結果、採取した灰の放射性セシウム濃度は、一号炉が1キログラム当たり406~542ベクレル、二号炉が同438~648ベクレル、ばいじん(飛灰)が同2,398~3,150ベクレルであった。

食品基準自体がこれまでの放射性廃棄物基準であり、おろかな国民は放射性廃棄物を食べても大丈夫だという基準である。なんら科学的根拠はない。同様に廃棄物の基準もどんどんと緩められてこれまでの80倍という高濃度の放射性物質でも穴を掘って埋めても良いと言うことになった。下記に引用した電離放射線障害防止規則の厳密性に比べたらなんたることか。どんなに汚染していても大丈夫だと強弁している。すでに法治国家ではなく権力の乱用による無法国家に堕落している。

2.次に、がれきの側での空間線量率の測定では放射能汚染の実態はわからないことだ。敦賀事前2のページにも記述したが、がれきの放射能濃度が1000ベクレル/kgであったとしても0.01μSv/hしか数値が上昇しない。大阪でガンマ線の連続計測を行うと、0.03μSv/hから0.11μSv/hぐらいの変動を観測する。がれきの放射能による増加などは隠されてしまって計測することができない。それであるのにがれきに線量計を押し当てて、「変化がないから汚染が無い」という荒唐無稽な目くらましを続けていることだ。

3.1mHでの空間線量率の平均値が0.01μSv/h上昇する時には取り返しがつかない汚染が発生している。八幡モニタのページに記載したが、3000ベクレル/平方メートルのセシウムが降ったことを示している。空間線量率だけを汚染の指標に使うのは無意味だ。核種を特定しながら追跡を行う必要がある。

◎使用機器

GM線量計:パンケーキ型GM管(4.5cmφ)を備えた、cpm、シーベルト同時表記の機種KH-LND7317

iFKR254:1インチのCsI-フォトダイオード検出器を備えた核種判別の可能なシンチレーションサーベイメーター。炭酸カリウムによるキャリブレーションによる校正機能を装備。

線量率の計測は1分ごとそれぞれ5回、10回の計測を平均。核種分析は1000秒計測して判定。

いずれも、三脚で1mHに固定して計測。

大阪がれき事前調査 大阪がれきホットプルーム大阪がれきPM2.5へっ!逆転層だって?大阪の空を舞う放射能工場近くは高い