2月9日 14:00 風向風速 |
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碧い蜻蛉
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大阪の空を舞う 放射能
大阪市の放射能がれき焼却が強行されて1週間経つが、焼却されている舞洲から東北東に位置する大阪府高槻市の木造家屋の室内でCsIシンチレーションサーベイメーターIFKR-254を用いて1000秒単位の計測を繰り返していくと間歇的に放射性セシウムを検出する。2月7日の午後繰り返し計測におけるセシウム検出例を表示する。1時間に3回の計測を行っているがセシウムの検出が無い時はK−40のピークだけであるので省略する。
iFKR-254は(株)シンメトリックス社の開発した沃化セシウム型シンチレーションサーベイメータで、可搬型でありながら1000秒という短い時間で環境中のガンマ線核種の存在を判別できる。計測時間中に該当のエネルギーを持ったガンマ線が何カウントされたかで核種判別を行っている。定量的な濃度分析を行うには至らないが、カウント数の多寡で環境の汚染度を判断できる。汚染していなければ当然検出されない。(下関の調査、赤穂の調査など参照)
性能が優れていることから、月間宝島の記者が東京近辺で自分たちで行った調査を記事にしている(同紙本年1月号)。
左端は平成25年2月7日に行った時間軸。赤線がそれぞれの計測開始時刻のおおよその表示。
計測器のディスプレイ表示は、1000秒の計測が終了して核種の判別動作、データの保存を行ったあとの画面である。
一番上に計測開始時間がファイル名として表示され、次が2048チャンネルで計測していることの表示。次いで赤表示がセシウム134のエネルギー値とカウント数、黄色がセシウム137、水色が自然界に存在するカリウム40を示している。機器によって存在が確認されない核種は表示されない。
右の写真は別の日に行ったセシウムが不検出であった時の画面である。
ここに標示した時間以外にも継続して計測を行っているが、セシウムが出なかったので画面表示は右のものとほぼ同様であるのでファイル保存のみで写真撮影は省いた。
ここに示したように、午後2時から午後12時までの継続測定で放射性セシウムが検出されたのは間歇的になった。
室内空間で、位置を固定し、空調も入れていない場所で継続測定を行っているので、変動するものは外気の移動のみである。
ガンマ線の空間線量率は0.045μSv/h〜0.055μSv/h程度で推移した。ガンマ線は木造家屋をやすやすと通り抜けてくる。宇宙線のガンマ線でもしきりに変動しているので、線量の変動では福島由来の放射能の汚染は判断できない。エネルギーレベルを計測して核種判別を行わない限り確かなことはなにも言えない。
線量の変化が無いから問題が無いというのは幼稚園の子どもをだますようなものだ。
北九州の八幡モニタのページにも書いたが、空間線量率を平均で0.01μSv/h上昇させるためには1平方メートル当たり3000ベクレルの放射能を撒く必要がある。30ベクレル、300ベクレル降っても線量計では汚染が判断できないのだ。
こうした少ない量の放射能でも直接吸入することで体内に取り入れるとなにを起こすか。
放射能の毒性には閾値(それより少なければ害が起きないという限界値)が存在しないということが悪名高いICRPでも認めている。存在すれば毒なのである。
放射能が検出されるのが間歇的になるのは、放射能を含んだ気団が塊として流れていることを示す。煙突から出たけむりが流れ込んだ時にセシウムを検出し、煙がよそに流れている時には検出しないということを間接的に示している。
セシウムが含まれた気団が流れてきている時に、室内にいれば放射線の外部被曝だけで済み、おそらく健康には問題がないだろう。
しかし、換気扇を回して外気を取り入れていたり、外出していて無防備に吸入すれば放射能粒子を取り入れることになる。
大阪おかんの会のブログから健康被害例を引用させてもらう。
http://ameblo.jp/osakaokan2012/
295名様の症例:体調変化レポートNo,4(2/1~2/7 24時)
512名様の症例:体調変化レポートNo,7(2/1~2/16 12時)
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2/1~2/16(12時の時点)で、512名様(+72)の体調変化の報告が集まっています。
報告エリア *拡散状況を確認してください。
大阪府
⇒ 大阪市…134件(+27)
⇒ 豊中市…26件(+11)
⇒ 堺市…16件(+4)
⇒ 吹田市…12件(+0)
⇒ 箕面市…11件(+0)
⇒ 東大阪市…10件(+0)
⇒ 高槻市…9件(+2)
⇒ 八尾市…8件(+0)
⇒ 岸和田市…5件(+0)
⇒ 枚方市…5件(+0)
⇒ 寝屋川市…4件(+0)
⇒ 守口市…4件(+0)
⇒ 和泉市…3件(+0)
⇒ 河内長野市…2件(+0)
⇒ 泉佐野市…2件(+0)
⇒ 池田市…2件(+0)
⇒ その他:1件以下
貝塚市・門真市・藤井寺市・豊飯町・阪南市・
高石市・柏原市・松原市・茨木市・泉北郡
兵庫県
⇒ 西宮市…28件(+13)
⇒ 神戸市…18件(+0)
⇒ 芦屋市…7件(+0)
⇒ 猪名川町…6件(+0)
⇒ 伊丹市…4件(+0)
⇒ 三木市…4件(+0)
⇒ 明石市…3件(+0)
⇒ 川西市…3件(+0)
⇒ 尼崎市…3件(+0)
⇒ 宝塚市…3件(+1)
⇒ 加古川市…2件(+0)
⇒ 西脇市…1件(+0)
⇒ 加東市…1件(+0)
⇒ 三田市…1件(+0)
京都府
⇒ 京都市……19件(+2)
⇒ 京田辺市…1件(+0)
⇒ 木津川市…1件(+0)
⇒ 長岡京市…1件(+0)
滋賀県
⇒ 大津市…1件(+0)
⇒ 栗東市…1件(+0)
⇒ 甲賀市…1件(初)
奈良県
⇒ 奈良市…8件(+0)
⇒ 生駒市…5件(+0)
和歌山県
⇒ 和歌山市…2件(+0)
⇒ 岩出市…1件(初)
愛知県
⇒ 一宮市…1件(+0)
*報告1件でも複数名の報告も含んでいます。 *2名以上の報告があったエリアのみ掲載しました。
*( )は、前回からの変化。
症例数
症例総数944/報告人数512名
=1.84(一人あたりの平均発症数)
①喉の異常・咳…246(+30)
②眼の痛み・かゆみ…186(+24)
③鼻の異常…105(±15)+鼻血45(+11)=150(+26)
④頭痛…90(+11)
⑤肺、気管支の異常・息苦しい…43(+7)注意
⑥心臓・動悸・胸が痛い…34(+8)注意
⑦皮膚の異常…26(+3)
⑧倦怠感…32(+2)
⑨腹痛・下痢…30(+3)
⑩発熱…21(+2)
その他…吐き気、骨・筋肉、吐き気、耳、めまい、眠気等
*( )は、前回からの変化。
症状の具体的な報告はこのページの最下段へ
2月7日 13:00 風向風速
2月7日 14:00 風向風速
2月7日 15:00 風向風速
2月7日 16:00 風向風速
2月7日 17:00 風向風速
2月7日 18:00 風向風速
2月7日 19:00 風向風速
2月7日 20:00 風向風速
2月7日 22:00 風向風速
2月7日 21:00 風向風速
2月7日 23:00 風向風速
そらまめ君の風向風速データが示すように午後7時くらいまで西南西の風が吹いていて、大阪から高槻、京都方面に流される状況が続いていた。21時過ぎから北ないしは西北西に変わり気団は奈良方面へ向かっていくようになった。この日の健康被害は京都方面からも出されているのではないだろうか。
北風の日には 高槻では
14時台 |
15時台 |
16時台 |
17時台 |
18時台 |
19時台 |
20時台 |
21時台 |
22時台 |
2月9日 13:00 風向風速
2月9日 14:00 風向風速
2月9日 15:00 風向風速
2月9日 18:00 風向風速
2月9日 19:00 風向風速
2月9日 20:00 風向風速
2月9日 21:00 風向風速
2月9日 22:00 風向風速
2月9日 23:00 風向風速
コバルト60が出た。北九州同様放射能がれき焼却由来か?!
北風が優先している時間帯には放射性セシウムの検出が見られない時間が続いた。
この時間帯から風が巻き始めた。
セシウムが検出されてもCs137のみであったり、合計カウント数が少ないものであった。
なにわのかぜは 毒(ぶす)のかぜ
ふけばいのちを けずりなむ
がれき焼却開始後の体調の異常 大阪おかんの会のブログから引用
● Xさん 西宮市 女性 35歳
喉に何かへばりつく感じが今月からとれません。
また、生理予定日でもないのに、少量の不正出血が今日で1週間続いております。
3歳の息子は睡眠中、風邪をひいていないのに、鼻づまりがひどい時のようないびきをし、朝になるとくしゃみと同時に少量の鼻血を出しました。
私も息子も、風邪でもないのにこのような症状は初めてです。
● Yさん 堺市 4歳 女児
2/14 娘が入浴中 突然の鼻血
のぼせたわけでも、鼻をいじってたわけでもありません。
現在 鼻が悪い(奥で鼻水がつまってる)ので、週2日ペースで耳鼻科に通院してます。2/12に行った時は、鼻吸いとネブライザーをしたのみ。快方にむかっているとのことでした。
そのため、突然の鼻血が不思議だったのでお知らせします。
中国の汚染物質も心配ですが、瓦礫焼却は報道もされないので、怖いです。
家は舞洲の風下です
● Kさん 大阪府門真市 29歳 女性
自転車で帰宅途中に鼻血がでました。
こんなにでたのは記憶にないくらい、普段は鼻血はでません。
10年は間違いなくでてませんでした。
小さい子供が二人いてるのでとても心配です。
● 西宮市在住 30代 男性
主人です。関東で初期被曝をしています。当時、激しい頭痛で救急車に運ばれました。その後、下痢、倦怠感、心臓痛、毛髪減少、背骨の痛み、体重減少、アトピーの悪化がありましたが、西宮市に越してきて(昨年夏)、徐々に回復。このお正月休みで、かなり元気になり体重、毛量も増え、皮膚ツヤが出て喜んでいたところでした。(腹痛と背骨の痛みはずっと続いています。)
ところが、ちょうど2月に入って、喉がやられ声が出なくなり、耳鼻科へ。その後、おさまっていた心臓痛が再発。アトピーが酷くなりました。また、関東での被曝症状にはなかった、目の充血があります。これは、放射能以外の物質が原因なのでしょうか。
この連休中、木下さんブログで、大阪焼却のことを知り、「これか…」と思い当たったので、みなさまの活動に共感、体調変化をご報告します。
東海地域まで影響が広がりつつある?
愛知県からの報告もあり驚かれるかも知れないが、2月18日19日の降雨による線量の上昇(降雨スパイク)は大阪、兵庫、京都、奈良、滋賀、和歌山などの近畿圏だけでなく、三重、岐阜、愛知、静岡などの東海地方でも高い数値を示していた。(東北のセシウム汚染のページ参照)降雨スパイクというのは空気中に漂う放射能が雨に洗われて降ってくるために空間線量の値がスパイク状に高くなる現象をいう。汚染の少ない地域でも自然界の放射性核種で起きる現象だ。このスパイクが高くなると言うことは通常よりも多くの放射性物質が空気中にあることを間接的に証明する。近畿一円ばかりか風下に当たる東海地域にも汚染を広めていると推定できる。
三宅島の火山の煙で示したように吹き荒れる風の日でなければ、大阪の焼却場の煙はほとんど拡散されずに遠方まで流れていく。その煙に当たれば相当遠くでも被害が発生する可能性がある。東京でも三宅島の火山のイオウのにおいを感じたという。気象学者の方の説明にあるように撹拌が少ない気象状況では距離が2倍になっても半分ぐらいにしかうすまらない。煙はうすまらないと考えるのが正しい。