厚さ1mもある壁や強力な鉄筋コンクリートの柱が吹き飛び、鉄骨が飴のように曲がりくねり、燃料プールの上にはマグマのようになった燃料棒が爆発・噴出してできたと考えられる穴が開き、放射能を含んだ蒸気が立ち昇っている。おそらく燃料棒は跡形もなく吹く飛んでいると考えられるが、東京電力も政府も実態を公表しない。3号炉にはプルトニウムを含む燃料を燃やすプルサーマルが行われていたが、それらの詳細も秘されたままである。 事故が起きるとこうなる。 写真出典: http://cryptome.org/eyeball/daiichi-npp/daiichi-photos.htm
原発は事故を起しません! 絶対に安全です
碧い蜻蛉
3号機の5階フロアにある
クレーンの鋼鉄製構造物が溶断!
3号機のがれき撤去で現れた燃料棒を運搬するクレーンの鉄製構造物が原子炉の上で溶断されている。鉄の蒸発する温度は約3300度C、強力なアセチレンバーナーで焼き切ったように破断されている。原子炉の圧力容器がメルトダウンし、中のプルトニウムを含む核燃料や分裂で生成した放射性物質が太陽表面と同じ数千℃の高温ジェットとなって吹き出した様子を想定できる。圧力容器にも格納容器にも大きな穴が空いていることだろう。(東京電力資料より)
3号機のこのがれきは
どこへ移されたのか!
下の写真で○で囲んだ部分に見える鋭い金属棒の束はプルトニウムを含むMOX燃料の残骸だということだ。使用済み燃料であれば非常に激しい放射線を発している。未使用でもプルトニウムを含んでいる。周辺に飛び散った核燃料の残骸も含めていったいどう処理されているのか。がれきの線量はどれほどのものであったのか。チェルノブイリでは素手で作業にあたったリクビダートルの多くはすでに亡くなったり病に苦しめられている。(写真は東京電力ビデオ資料より)
飴細工のように! 核爆発だろう
重量鉄骨でつくられた頑丈な鋼材が飴細工のようにへしゃげている。非常に高温をともなう激しい爆発があったことを示している。自衛隊や警察のような爆発物専従班であれば、この爆発がTNT換算で何万トンものエネルギーを持っていることは容易に判断できるはずである。1号機のような水素爆発でなく、核爆発が起きたことは間違いがないであろう。警察の現場検証があれば核爆発が起きた証拠が明確になったはずであるが、事故の検証もないまま証拠を隠滅してしまった。国民を欺くことが政府、警察、検察、マスコミの仕事となっている。
(写真は東京電力ビデオ資料より)
使用済み燃料プールの反対側にある作業用プールからも核燃料の燃えると思わしき黒煙が噴き上がっている。
おそろしい!
使用済み燃料プール
原子炉
作業用プール
がれきが撤去され、使用済み燃料プールに蓋がされた3号炉のフロア。激しい放射能を発するがれきはどのように隔離保管されているのだろうか。飛散した燃料棒はどのようになっているのか。
高温と爆風で飴のように曲げられた鉄骨が残っているのが確認できる。
水蒸気を吹き出していた場所
黒煙が立ち上っていた場所
今でもときおり水蒸気を吹き出している場所
がれきが取り除かれた3号機5階フロア
大きな円形の蓋の下に原子炉がある。このコンクリート製の蓋は大きくゆがんでいる。爆発時にぶわっと持ち上がり、ドスンと沈んだように変形している。