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八重洲/柏/松戸の調査から |
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鉛で遮蔽した空間スペクトルメーターiFKR-254による土壌セシウム計測値 |
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空間スペクトルメーターiFKR-254を簡易遮蔽体に入れ、さらに周囲を3cm厚さの鉛で覆うことにより、iFKR-ZIPと同じソフトを用い、産総研の標準玄米で機器の係数を求めて、セシウム濃度計として用いることができる。感度はZIPの約20分の1になるが、関東のように高濃度汚染地帯の土壌計測には使用できるだろうと、今回の土壌試料全部を再測定してみた。 下記の表ならびにグラフに示すように2つの機器の計測値の相関は99%と良好な結果が得られた。254機の計測はZIPでの測定より15%程高くなっているが、計測時間の違いと試料の設置方法の違いなどによるものと思われる。 産総研の標準玄米は現在70Bq/kg程度、重量は81gなので、土壌試料50gでも100Bq/kg当たりまでを測定下限とすることができる。 測定機器についてはシーディクリエーションのページを参照 http://geiger.grupo.jp/free171945, http://geiger.grupo.jp/free252721, http://geiger.grupo.jp/free372254 |
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iFKR-254を簡易遮蔽体に入れ、鉛粒ブロックを充填した木箱の納めたもの。左側がU8容器の納まる試料室。254機を取り外して空間スペクトル計測に用いたり、試料の放射能計測に用いたりできる利便性がある。 試料の計測時には試料室の蓋をし、さらに鉛粒を詰めた弁当箱で蓋をした状態でパソコンからコントロールする。 |
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碧い蜻蛉
調査地点
東京で行われたセミナーの機会を利用して、柏、松戸の現地調査を行った。3泊4日の調査の地点図、地表の線量率、ベータ線強度、オンサイトでのガンマ線核種判別、土壌のセシウム濃度を原データのまま記す。
上記の表の右端に、計測日から換算した2011年4月1日におけるセシウム濃度(合算)を示す。今回の計測値の最大値の場所では、セシウム合計で34万ベクレル/kgであった。このセシウム沈着が3月15−16日の来襲で起きたのか、3月20-21日の来襲で起きたのかはわからないが、仮に前者であれば、CTBT高崎観測所の観測からセシウムの数倍もの他の核種が検出されていることから、短寿命核種も含めて200万〜300万ベクレル/kgの放射能汚染を起こしていたことになる。