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高槻・市民放射能測定所測定データ一覧表

碧い蜻蛉

  フクシマ・ジェノサイドと呼ばれる全訳)
後世に
公害とは、公の共有物たる天地・海川に毒をまき散らし、万物の命を奪う天下の大罪

高槻・市民放射能測定所が開設されて半年になります。私も測定員の一人として食品測定などに関わらせてもらっています。当初は解析ソフトの不十分なことや測定スペクトルの判断に不慣れなこともあり、測定結果が安定しない時もありました。特に関西は汚染レベルが数ベクレル以下の品物が多く、散乱ガンマ線や花崗岩土壌から由来する天然核種の影響を判別することに時間がかかりました。

測定所の計測機器はシンメトリックス社のベクレル計測器iFKR-ZPを用いています。この機器は日本のゲルマニウム測定の標準を作成した高いレベルの技術者の作成したもので、試料の量は320gで通常の3分の1と少ないにもかかわらず、10時間測定で定量限界1ベクレル/kgで計測できます。国産の技術、しかも優秀な個人の技によってつくり出された測定機器は紆余曲折を経ながらも普通の市民にとって、放射能を全国に広めようとする政府や東電関係者との闘いに対する優秀な武器となってきました

今回公表するデータは若干の疑問符(Cs同位体比のアンバランス、コンプトン散乱の影響など)があるものもありますが、スペクトルチャートを何度も見直して明らかに放射性セシウムの存在を確認できるものに絞り込みました。

すでに報告したように大阪でも福島事故による土壌汚染が明確になっています。流入産品ばかりでなく、地場の生産物にも放射能汚染が見られるものもあります。農林水産省が汚染腐葉土、堆肥や肥料の流通を許しているために、それを使用した農家の田畑が汚染し、作物に吸収されている結果となっているのが推定できます。

産地は原則として原料の生産された場所のある都道府県、計測時間は一部高濃度のものを除き10時間計測、測定結果はCs-allとして表しました。定量限界は1ベクレル/kg、Cs134ならびにCs137の数値は参考値としてください。

ndはピークが存在しないことを示します。

高槻・市民放射能測定所の紹介や測定の依頼はブログページをご覧ください。

http://takatsuki-sokuteisyo.blog.so-net.ne.jp/

計測器については

http://geiger.grupo.jp/free372254

をご覧ください。

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定量限界はCs-allで1ベクレル/kg、Cs134ならびにCs137の数値は参考値としてください。

ndはピークが存在しないことを示します。