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燻製用ウッドチップから23Bq/kg

油断できないなー

燻製づくりがはやっている。放射能食品の流通で食に対する信頼性がすっかり失われてしまったので、わが家でも30年以上前に使っていた円盤形燻製鍋を復活して作り始めた。燻煙をつくるのに、無汚染が確認できた滋賀県産のお茶と、折り箱に使っている杉の木っ端を利用していた。

ところが、家人から杉の木が臭いと苦情が出て、やはりオリジナル通りにさくらのチップを使った方がいいと、チップを探していた。たまたま、コーナン高槻店のアウトドアコーナーに行ったら1社の製品だけ売っていた。1袋買い求めて家に帰ったら、また、家人に追求された。こんなものどこの木を使っているからわからないではないかとしかられたのだ。

たしかに、桜の木材の産地は「国産」と表記されているだけで、非汚染地域の木材である保障はない。

重たい気持ちになって、試料を秤量して高槻・市民放射能測定所に持ち込んだ。

10時間計測の結果は アウト!

生チップのままで放射性セシウムが23Bq/kgという結果だった。

燻煙にする温度ではセシウムは蒸発しないと考えられるが、灰になると濃度は10倍になる。灰や炭の粉が燻製品に付着することを考えれば使用しない方が良いにきまっている。後片付けもやっかいだ。

高槻市の燃えるごみとしてそのまま出してしまうことになると思うが、焼却灰の汚染のもとになる。手を貸すことになるしなー。

あらゆるものを調べていかないと、自分の命さえ守れない。東京電力の犯した事故の厳しさをしっかり見ていきたい。

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わが家のUFO型燻製鍋

普通のガスコンロの上で使います。ブロック肉やゆでたまごを燻製にして楽しんでいました。

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国産原木使用と書かれている

問題のウッドチップ

ウッドチップのiFKR-ZIPでの計測チャート

試料の量は142g(定格は320g) 表示値の2.25倍が計測値

 Cs134 6.3 Bq/kg

 Cs137 16.9 Bq/kg

Cs合計  23.2 Bq/kg

woodchip

碧い蜻蛉

  フクシマ・ジェノサイドと呼ばれる全訳)
後世に
公害とは、公の共有物たる天地・海川に毒をまき散らし、万物の命を奪う天下の大罪