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北九州市モニタリングポストについて

碧い蜻蛉

  フクシマ・ジェノサイドと呼ばれる全訳)
後世に
公害とは、公の共有物たる天地・海川に毒をまき散らし、万物の命を奪う天下の大罪

応答が遅い

シンチレーションサーベイメーターでの計測は、1分間隔で10回読み取って平均値をとった。しかし、モニタリングポストの数値は10分ごとに書き換えられるように設定されているようなので、計測中ほとんど変動しない。この設定では放射能を含んだ気団(プルーム)が流れてきても瞬時に応答せずに濃度の低い時間と合わせて計算されるので事実上検知できない。これまで異常値が出たのは、医療用放射性元素を服用した患者さんがモニタのそばにいたために検出された事例だけだということである。何百万円もする機械であるからには、もっと市民の目線、感情に沿ったデータを出せる機械でありたい。

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設置場所への疑問

写真は陣原市民センターに設置されたモニタリングポストであるが、おわかりのように三方を鉄筋コンクリートの建物や壁などで囲まれている。前面は空いているものの遮蔽体で覆った井戸のような場所での計測は周囲の空間線量率の計測の代表点と見なすことができない。モニタリングポストという以上は周囲の開けた四方八方からのガンマ線が機器に差し込む場所でなければいけない。日明市民センターのモニタリングポストも建物のすぐ前に設置されている。

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現場でデータが見られない

福岡県八幡総合庁舎のモニタリングポストは検出器が設置してあるだけで、現在の数字がどれぐらいあるかという表示板が設置されていない。インターネットなどで見たり、あとからデータを取り寄せることはできるが、なれていない普通の人たちには容易ではないことだ。庁舎に隣接して県の技術センターもあることなので、表示板の自作などお手の物ではないか。だれでも容易に情報にアクセスできるように準備しておくことが公共が税金を使ってデータを採る意味なのだ

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デザインがねー?

右のオベリスク風のモニュメントはある国で水質や大気汚染の現況をモニタしている表示装置だ。モニタリングポストのように、まちなかに白や黒の柵に囲まれた大砲の弾が突っ立っているのはいかにも風情がない。どこかねじがずれているのだろう。

(北九州2)

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