碧い蜻蛉
2011年4月に庭の梅の葉に小さな穴がたくさん空いた。その時は、梅の木の葉に小さな穴が空くのは良くあることだし、まさか福島の放射能が影響を与えていることはないだろうと軽く考えていた。空間線量も1割か2割ぐらいしか増加していないしと思っていた。しかし、核種分析できるサーベイメーターを用いて調査を行ってみると、大阪も福島由来のセシウムが検出できる。無視できるほどの状態ではないと言うことがわかってきた。
改めて、昨年の落ち葉をよく観察してみると、葉の表側のクチクラ層はそのままにして葉の裏側が脱落、穴の周辺部が土手のようにカルスができている。同じような穴は今年の葉にもできている。しかし、昨年は特に目立った。
東京でも木々の勢いが弱っているという話を世田谷での学習会で聞いた。
大阪でも、先日行われた木下黃太氏の講演会場で、昨年の春に口の中に金属の味がしたというひとや鼻血がでたというひとがいた。福島の放射能を無視できないだろう。放射能の被害に無知な橋下によって、東北のがれきが大阪で燃やされれば、大阪の汚染をさらにひどくさせることになろう。
改めて言う、放射能は毒物だ。
現況の汚染実態をさらに調査していこう。
2011年の梅の枯れ葉
2011年春 梅の葉にたくさんの穴があいた