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核実験を監視する国際的な組織CTBT高崎観測所では3月12日から放射能を検出し、特に16日、21日と非常に高濃度の放射能を検出している。
Ba:バリウム、Cs:セシウム、I:ヨウ素、La:ランタン、Tc:テクネチウム、Te:テルル
非常に高感度なμBq/m3(1立方メートル当たりマイクロベクレル)の検出ができる機械であるがその百万倍をはるかに超える濃度の放射能が飛来した。東京都などのデータとの比較のために、単位をBq/m3に変換して表す。
粒子状放射性物質の計測は、きめの細かいろ紙を通して空気を吸引し、ろ紙に捕まった放射性物質をろ紙ごと計測器に入れて、発生する放射線のエネルギーを調べ、どのような種類の放射性元素がどれだけ含まれているかを計測する。ろ紙を通り抜ける気体状のキセノンガス、ヨウ素、気体状のセシウムなどは補足されずに通り抜けてしまう。従って、データは環境中の放射能の一部しか計測できていないことを理解していただきたい。空気中のヨウ素はもっとあったはずだ。キセノンなどのガスも全く問題にされないが、空気に混じっているのだから確実に肺の中に入り呼吸器を被曝させたり、一部は血液に溶け込んで体を巡りあちこちを被曝させていく。
CTBTの計測した放射性キセノンガスについては改めて項をたてる。
CTBTO準備委員会技術事務局の国際データセンター 報告書概要から
国際的な核実験監視施設が捉えた福島の放射能(2011年)
碧い蜻蛉
大気8