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CTBT高崎観測所における放射性キセノン

碧い蜻蛉

  フクシマ・ジェノサイドと呼ばれる全訳)
後世に
公害とは、公の共有物たる天地・海川に毒をまき散らし、万物の命を奪う天下の大罪

大気6

福島事故で最も大量に放出された放射性キセノンガスであるが、半減期が短いことや反応性がとぼしい元素であることからほとんど無視されている。しかし、事故の数日間の空気中に存在しているときには、外部被曝と同時に呼吸により肺に入り内部から被曝させるのは他の核種とおなじである。

高崎の観測所では数千ベクレル/m3に相当する汚染がみられたようで、観測機の許容範囲からオーバースケールして測定不能の状態があったようだ。3月15日時点で千ベクレル/m3オーダー、15日から16日の夕方にかけてはさらにそれを上回るオーバースケール状態、16日の夕方から夜にかけては停電で計測不可、16日の夕方から翌日17日の午前にかけて400ベクレル/m3を観測した。

以下、CTBTO準備委員会技術事務局の国際データセンターがとりまとめた報告書の序文からの引用とキセノンの観測データ

高崎に設置されたCTBT放射性核種探知観測所における放射性核種探知状況

(2012年2月4日時点)

今般、CTBTの検証制度の下で、我が国の高崎(群馬県)に設置されている放射性核種探知観測所において、福島原子力発電所の事故に起因すると思われる複数の人工放射性核種が探知されたとする報告書が、CTBTO準備委員会技術事務局の国際データセンターによって取り纏められました。本報告書の概要は以下のとおりです。

なお、この概要を活用される場合には、以下の点にご留意願います。

①CTBTの観測施設は、国外での核兵器の地下爆発的実験によって大気中に漏れ出す極々微量の放射性核種の種類とその濃度を検出することを目的としており、その検出能力は、今般の福島原発の事故によって生じた放射性核種の濃度の水準の何桁も下のレベルの放射性核種を検出することが可能な極めて感度の高いものであること。

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