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チェルノブイリ 2

子どもたちの健康はどうなったか?

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増加率

12.7

1.8

96.1

300

21.1

9.1

10.9

13.2

108.7

213.3

48.9

44.7

77.3

6.7

1.7

碧い蜻蛉

  フクシマ・ジェノサイドと呼ばれる全訳)
後世に
公害とは、公の共有物たる天地・海川に毒をまき散らし、万物の命を奪う天下の大罪

子どもたちの健康被害もデータとして報告されている。

ベラルーシのホメリ地域の子どもたち10万人あたりでみたとき、事故の起こる前の1985年には医者にかかった子どもは年間約9800人で10%にも満たなかった。それが1997年になると120%に増大している。すべての子どもたちが1年に1回以上医者にかかったことになる。

病気で最も多いのが呼吸器疾患で、1997年には1年間に83%の子どもが医者にかかったことになる。事故前の108倍の罹患率になる。ぜんそく、風邪、肺炎、上気道炎などたくさんの病気があるが、こうしたありふれた病気が爆発的と言っても良いほどの増加を示している。病弱な子どもたちがどんどんと増えていった事実は、福島も子どもたちの将来と重ね合わせると暗澹たる思いに駆られる。

罹患率増加率の最も多いのが内分泌疾患、栄養・代謝・免疫系疾患で事故前の300倍、ついで消化器疾患で213倍呼吸器疾患は108倍腫瘍も96倍筋骨格系・結合組織疾患が77倍と増加するなど、すべての疾患が増加している。

癌・腫瘍だけではなく、あらゆる病気が爆発的に増加していることが見て取れるだろう。WHOやICRPの報告が嘘であること、安全だという流言飛語を流す政府、専門家の行為は、子どもたちに対する殺戮行為ではないのか。

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