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碧い蜻蛉

  フクシマ・ジェノサイドと呼ばれる全訳)
後世に
公害とは、公の共有物たる天地・海川に毒をまき散らし、万物の命を奪う天下の大罪

2017年5月 福島山火事の影響

ゴールデンウィークは汚染日和

先月の末から福島や東北で大規模な山火事が後を絶たない。福島原発の爆発事故で山林に降り注いだ放射能は樹木に吸着したり、林床の落ち葉に吸着されて高い濃度を保っている。ふり返っておくが、セシウムだけが問題では無い。ウラン、プルトニウム、アメリシウム、ストロンチウムなど原子炉の中身が降り注いだと言って良い。短寿命核種は壊変崩壊して他の元素に変換され放射能を出さない元素に変わっているものもある。

しかし、長寿命の核種はほとんど事故当時と同じ状態で保たれているだろう。微細粒子のまま吸着している核種は火炎による吸着体組織の崩壊とともに再び微粒子となって大気中に舞い上がるだろう。チェルノブイリ事故の後でもシベリアの森林火災による二次汚染がしばしば指摘されていた。火災は再び原発事故を再現していることになる。今回の火災はレベル?の原発事故に相当するだろうか。

f1level701出典 Jiji.com

放射能を外部に放出しているのであるから、所外へのリスクをともなう事故のレベルだろうか。レベル5だったら大事故ではないか。

福島では大気中の放射性セシウム濃度の上昇が観測されている。

東北・山火事 福島浪江 消火活動難航、鎮火の見通しなく

https://mainichi.jp/articles/20170510/k00/00m/040/118000c

 

「浪江・十万山の山林火災   放射性セシウム、3〜9倍に上昇 /福島

毎日新聞2017年5月10日 地方版

• 福島県東京電力福島第1原発事故に伴う帰還困難区域に指定されている浪江町井手の十万山で起きた山林火災で、県は9日、周辺3カ所で8日測定した大気中を浮遊するちりの放射性セシウム137の濃度が前日の約3〜9倍に上がったと発表した。

• 県放射線監視室によると、浪江町井手のやすらぎ荘が1立方メートルあたり3・59ミリベクレルで3・23倍▽双葉町石熊の石熊公民館が同7・63ミリベクレルで8・98倍▽大熊町野上の野上一区地区集会所が同1・35ミリベクレルで3・86倍−−。

 同室は「健康には問題ない数値。強風により、測定地点の周辺の土ぼこりや焼却灰の舞い上がりの影響も否定できない。詳しい原因を調べる」と説明している。【土江洋範】」

「健康に問題が無い」というのは大嘘である。放射能の健康影響は閾値がないというのが科学的常識であるから、放射能が増大すれば健康に影響を与えると考えるのが常識である。

紫外線に弱いなどの基礎的疾患を抱える人たちには何らかの影響が出ているはずだ。免疫力の落ちている人たちにはさらに免疫力を落とさせる原因となり、感染症などの疾患を深刻なものにしているかも知れない。

肺炎や風邪などの病気や胃腸炎などが増えていないか?

 

大阪で1割も線量率が上がった!

 

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日平均0.0451μSv/H  スパイク以降の平均0.0449μSv/H

 

 

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日平均0.0452μSv/H

 

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日平均0.0462μSv/H

 

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日平均0.0477μSv/H

 

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日平均0.0590μSv/H スパイクが出る前までの平均は0.0492μSv/H

5月6日はスパイクが出た後で中断し欠測したが、欠測までの平均値が高くなっていることが分かる。鉛ブロック上にセンサーを置いて続けている定点観測では日平均は0.041から0.044μSv/Hの範囲に収まってきた。

日平均が10%も上昇したのは異常事態だとしか考えられない。

やはり、福島、宮城、岩手の火災により舞い上がった放射能が風向きによって関西にも押し寄せて滞留したことの証拠ではないか。
 

日平均線量率の0.005μSv/Hの上昇はどれくらいセシウムが降ったときに相当するだろうか?

計算などは略すが、現在のCs134とCs137の比率から計算すると、おおよそ2000Bq/m2のセシウムが降ったときに相当する。幸いに雨などが降らなかったために地面に沈着することはなかったが、福島事故の再来である。

 

 

計測センサー ポケットガイガー

解析処理機器 iPod touch

データ加工 エクセル